40代からの歯科矯正:第一話 - 私の矯正ヒストリー

子供の頃からアゴが小さく、下の前歯が一本後ろに引っ込んでいたのがずっと気になっていました。自分にコンプレックスがあるからか、無類の「綺麗な歯並びの人」好きに。笑 

私 「U君て良いよね〜。歯並び綺麗だし。(ウットリ)」

友 「え、U、差し歯だよ」

はい終了。笑 

この嗜好は今も変わりません。

 

初めての表側矯正

中学2年の時に、近所の歯医者さんに母と一緒に矯正の相談に。「表側矯正なら30万円くらいですかね」という話だったのに、いざやる段になったら、「60万円です」と言われて、母ビックリ。

こちらは、母に「もう一度考えます」と言われてはたまらないので、「先生は前回は30万円って仰いました」とゴリ押し?したところ、私の必死の気迫に押されたのか、渋々30万円で矯正をやってもらえることになりました。(今思うと、先生、すみません。汗)

でも、結局行くたびに「処置料」の名目で毎回3,000〜5,000円ほど地味に支払いました。その時の矯正方法は、歯の表側に矯正器具をつける表側矯正。当時は、ほとんど親知らずが生えていなかったので、1本も抜歯せずに、そのまま矯正器具をつけ続け、最後に保定機で固めることに。保定の際に、下の前歯4本の後ろに接着剤で針金を装着していましたが、特にとる必要もないとのことで、そのままつけていることになり、全部で2年ほどで終了になりました。

 

親知らずと素直な私。

で・す・が。

20代半ばから、徐々に親知らずが生え始め、徐々に歯並びも崩れてきました。私の親知らずは、4本全部が横に生えていて、生えてくると隣の歯を横から押す形でした。

その時、矯正をしたもらった歯医者さんとは別に、家族で行っていた歯医者さん(N先生とします)に「親知らずが生えてきたので、歯並びが崩れてきた気がします。親知らずを抜きたいのですが。」と相談したところ、「そんな話は聞いたことがない。いくら親知らずが横から生えているからって、そんな強い力がかかっているわけではない。それに生え方が特殊だから、抜くなら大学病院じゃないと抜けない。出産の際には腫れることがあるけど、それまでは抜かなくてもいいと思う」と言われたので、「そうなのか」と素直に引き下がりました。(後でこれが大失敗と知るのです・・・。)

またその時の会社の上司からも「親知らずを抜くと、ほおが痩せてほうれい線ができる。俺もそうだったと言われ、まだ20代だった私は「それは恐ろしい」と思い、結局親知らずは、私の口の中に居座ることになりました。

 

崩れた歯並び。

その後年齢を重ねるにつれ、歯並び(特に下)はどんどん崩れてきました。(涙)保定の針金を残していた分、他の歯並びが前後に狂い始め、保定している部分も縦方向にズレ始めました。特に真ん中から右3本目の歯は、上の歯より外に広がり始め、たびたび口の中を噛むように口の中を噛んだことのある方ならわかると思いますが、噛むってすごい力なんですよね…。容赦なく口の中を噛んだ時のあの痛みったら。(悶絶) でもその頃はまだ、再度歯科矯正をやるなんて、全く考えていませんでした。