4日目:怒り。

昔、私の上司で突然キレる人がいました。
兆候が全くなく、いきなりドカーンッ!となるので、               ついたあだ名が「電子レンジの卵」。(笑)
(卵を電子レンジに入れると、全然前兆がないのに、               ある瞬間いきなり爆発するからです。)
もちろん、周りの人は唖然、茫然(笑)。
部下に向かってキレる人ではなく、仕事の内容などにキレる人でしたし、
いつもは非常に良い上司で、チーム内の仲も良かったので、
部下からは、「あーあ、またですかー?」という緩い受け止め方でしたが、
やっぱりいきなりキレられるとビックリしますよね。

 

怒りは、人の持つ感情の中で、最も扱いにくく、破壊力のある感情です。
怒りにまかせて言った事や、送ったメールが大炎上して解雇されたり、
逮捕されたり、暴力沙汰になったりすることは、決して珍しいことではありません。

 

そして、昔言われたことが、
いつまでも黒い蛇のように、体の中をニョロニョロと這いまわり、
頭の中でその辛い体験に対する怒りがは無限ループをすることで、
自分自身の人生や健康が蝕まれてしまうことも少なくありません。

 

ですが、怒りを感じることは悪いことではありませんよね。
自分を守るための防御反応ですし、
実際に自分の中に沸き起こる感情に無理やり蓋をすることは、
逆にすごいストレスを抱え込むことになります。
感じることを否定するのではなく、                       積極的に怒りのパワーをポジティブに転換したいですね。

 

日常的に感じる怒りは、こまめに発散して溜め込まないこと、
怒りと上手く付き合うことが大切です。

・怒りを感じた時は、まずは速やかにその場を去りましょう。
・もしできない場合は、心の中で10数えましょう。
・自分はどういう時に、どういう事象に怒りを覚えるのか、              自分の怒りのパターンを知りましょう。
・1から10までのレベルに分けて、自分の怒りを数値化しましょう。
・ストレスや怒りを発散する必勝パターンを10個ほど持ちましょう。
・ただ怒りをぶちまけるのではなく、怒りを上手く伝える方法を学びましょう。

 

私は非常にカッとなりやすく、感情のコントロールが苦手なので、
怒りがわいた時は、「怒りは何も生み出さない」をマントラのように唱えています。(笑)

 

でも、身の危険を感じた時や、解雇されても、離婚されてもいい!と思った場合は、
遠慮なく怒ってください。
後で「なんであんなこと言っちゃったんだろう・・・」と思わないことが大事です。

f:id:KKusakabe:20210303103851p:plain

「怒りの結果は、怒りの原因よりはるかに重大である」~マルクス・アウレリウス